DANCE@LIVE2016 JAPAN FINAL REPORT

DANCE@LIVE2016 JAPAN FINAL

DANCE@LIVE2016 JAPAN FINAL

挑  戦  か  ら  頂  点  へ・・・

 

Writer:NOZATATSU

今年もこの季節がやってきた!!

ダンスバトルの祭典「DANCE@LIVE2016 JAPAN FINAL」が4/24(日)に両国国技館で開催。

全国の予選を勝ち抜いたダンスバトラーたちがその頂点を決める白熱のバトルに、来場した1万人を超える観客は大いに盛り上がり、バトラーの勇士を見届けた。

今年で11年目を迎えるDANCE@LIVE2016 JAPAN FINAL(以下略:アライブ)は今までのアライブと一味違った。

まず、こだわりの4つのステージのうち、2つは屋外ステージとして外から両国国技館を盛り上げる。特にANOMALY STAGEは両国駅付近に設置され、駅の改札を出ると軽快なダンスミュージックが聞こえ、国技館に向けて歩くとダンスナンバーに足を止める人々の集まりが見える。これは何かあるぞというワクワク感を与えていた。

これはとてもいいアイデアだ! イベント感も増し、お祭り感も出ていて年に1度の祭典という雰囲気が出ていた。

豊富なフードコートに、久しぶりの再会に盛り上がるダンサー達。そして、ダンスを楽しみに来たダンスファンが行き交う場面は、例えるならばドラゴンボールの天下一武道会編のような光景がそこにあった。

これも、10年積み重ねてきたアライブだからこそ生み出せるのだと、改めて大会の偉大さを痛感させられた一面だ。

そんな、歴史を重ねつつ新しい時代を作り続けるアライブの様子をメインステージを中心に紹介していこう!

ジャッジが絶賛!! 高校ダンス部が診せるダンスエンターテイメント

昨年のアライブから開催された新しいダンスコンテスト「HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION 2016」

全国の高校ダンス部が地区予選をおこない、優勝した高校だけが参加できる舞台だ。

2年目になる今年も高レベルのダンスが披露される。4校とも見事にジャンルも別れ、完成度だけでなく世界観をだせたか、会場全体を意識した構成だったかまで評価されていた。

今回ジャッジを担当したのは、バトルジャッジメンバーからB-BOY Wicket、Majid、Hoan、YAOBAIの外国勢4人。どんな目線で見られるかわからないだけに、実はかなりレベルの高いコンテストになっていたといえるだろう。

見事激戦を制したのは、全体の構成、曲、衣装、技術すべてでジャッジの心をつかんだ、関西代表大阪府立登美丘高等学校 / TDC。昨年に続き大阪の高校が優勝を勝ち取った。大阪のダンス部は非常にレベルが高いのだろうか? 40点満点中39点という高得点をたたき出した。

本来1校につき1人ジャッジコメントをしていく予定が、Majidがレベルの高さに興奮し、TDCの感想をWicketが言い終えた後に、乱入して自身の熱い感想も伝えるほど。

外人ダンサーをも感動させる高校ダンス部のレベルに、ダンスの明るい未来を見た瞬間だった。

関西代表 大阪府立登美丘高等学校 / TDC
出典:アノマリー公式サイト

やっと手にした優勝! ライバルチームと白熱KIDSバトル

世界で一番といわれている日本のキッズダンス。

日本の頂点=世界一と呼んでも過言でない。アライブのバトルの中でも毎年大盛り上がりするキッズダンスバトルだ。

今年も激戦を繰り広げられる中、昨年に続きブレイカーのShigekix(K.A.K.B)が決勝に上がった。対する相手はルイス(BEAT SOLDIER)。BEAT SOLDIERといえばShigekixにとってライバルチームだ。昨年のアライブでは決勝の舞台で同じBEAT SOLDIERのTAKUMIに敗れているだけに、絶対に勝ちたい相手だろう。

POPやHIPHOPで攻めるルイスに対し、フットワーク、パワームーブとブレイキンで真っ向勝負をしたShigekix。

もはや気持ちのぶつかり合いになった熱戦は、見事Shigekixが勝利をおさめ、悲願の初優勝を飾った!

なお、KIDS部門でブレイカーが優勝したのはShigekixが初めてだ。

Shigekix
出典:アノマリー公式サイト

ダンス界でも起きた因縁の対決 早慶戦を制したのは!?

全国の大学生ダンサー達が大学を背負って戦うクルーバトルのRIZE。

ここ数年は駒澤大学が連覇をしていたが、今年はベスト16に駒澤大学の名前はない。

それゆえ、どの大学が優勝するのか注目が集まった。

そして、決勝に進んだのはなんと慶応義塾大学と早稲田大学。早慶戦が実現したのだ。

部活の試合でも早慶戦は注目される対決で、ダンス界でもついにこの対決がおこなわれることになったのだが、これがまた白熱のバトルを繰り広げる。

クルーバトルらしくルーティーン多めで両者戦いを進めていく。慶応義塾大学は独特の間や振りが特徴的なルーティンで攻め、早稲田大学は堅実に激しい高難度なルーティンを繰り出した。

どっちが優勝してもおかしくないバトルであったが、勢いで勝る早稲田大学が初優勝を勝ち取った!

早稲田大学
出典:アノマリー公式サイト

連覇なるか?! 迫りくる若手ダンサーと不動の王者oSaamの大接戦

HIPHOP部門はYASS(Beat Buddy Boi)やYusei(D-BLAST)、CHOPPER(NewSchoolOrder)など若手のダンサーがベスト8に多く残っていた。今までこの中にKENTOやakihic☆彡などベテランといえるダンサー達が参戦していたが、今年は若手同士の対決が多く、勝ち上がっていく。その中、連覇を狙うoSaamも順調に勝ち進んだいった。

決勝に上がったのは、同世代ダンサーのYuseiを下したYASS(BBB)とここまで安定の勝利を見せたoSaamの2人。

そうこの2人といえば、2014のアライブ準決勝で対戦している2人。その時はYASSが勝利をおさめたが、ここに照準を合わせてきたoSaamも勝ちは譲れない。激しいバトルが予想された。

お互い音が体に宿ったように、やばいムーブを繰り出していくが、決勝の舞台に上がったoSaamが豹変した。ここですべてを出し切るかのような豪快で説得力あるダンスを惜しみなく出していく。

この覇気がジャッジにも伝わったのか、2年ぶりの再戦はoSaamがYASSにリベンジをはたし、優勝を勝ち取った!

これでoSaamは2年連続4回目の優勝を達成!

oSaam
出典:アノマリー公式サイト

絶対王者不在のトーナメント! 優勝したその先を見つめるBREAK

アライブのBREAKといえば6度の優勝記録を持つTAISUKE(The Floorriorz / Red Bull BC One All Stars)のイメージがある。しかし、今回TAISUKEは不参加という事態になっていた。

それでも日本のBREAKのレベルは高レベルだ。ベスト8のバトルから会場は大盛り上がり!

誰が優勝してもおかしくない中、決勝に進出したのはなんと女性のAMI(GOOD FOOT)。実力あるB-BOY達を次々倒して、B-GIRLが決勝の舞台に足を運んだ。対するはアライブの決勝舞台の常連ともいえるISSEI(FOUND NATION/九州男児)が同じチームのRYOを倒し決勝の舞台へ。決勝戦はなんとB-BOY対B-GIRLの対決となった。

どちらが勝っても初優勝となるBREAK決勝戦。相手が誰であろうと全力を出し切ったISSEIが悲願の初優勝を飾った。

今まで、何度も決勝の舞台に上がってはTAISUKEに敗れてきたISSEI。この日優勝を喜びつつも、本当はTAISUKEを倒して優勝したかったと本音を語り、会場にいたTAISUKEに今後のアライブでの対決を要求した。TAISUKEをこの舞台で倒すまでISSEIの挑戦は終わらない!

ISSEI
出典:アノマリー公式サイト

誰が優勝してもおかしくない! 熱戦、接戦、大決戦のHOUSE

HOUSEといえば長く王者として君臨したHIRO(ALMA)、そのHIROを下して昨年優勝したTAKESABURO(XXX-LARGE/SODEEP)のイメージが強い。しかし、今年は両者とも不在のため、誰が優勝するか注目が集まった。

HOUSEはMANSON(Serial Stepperz/Wanted Posse)やPLB2015で様々な部門で優勝をかっさらい、日本のダンスシーンにその強さを知らしめたHurrikane(UnorthoLaclex / NYC)の参戦もあり、まさに世界戦といってもいい顔ぶれ。

その中決勝に駒を進めたのは世界的HOUSEダンサーMANSONとHurrikaneを下しここまで来たSHUHOの決戦となった。

MANSONがステップとフットワークを見せれば、SHUHOも同じくステップとフットワークで応戦。MANSONがフロアを繰り広げればSHUHOもフロアで攻める。

一進一退の攻防が続いたが、最後にSHUHOが何かか切れたように大技を連発していく。まさに気迫あふれるムーブを見せた。その迫力がジャッジに刺さったのか、僅差でSHUHOが票を集めて自身2度目の優勝を勝ち取った。

優勝したSHUHOは喜びをかみしめた上で、HOUSEでの挑戦はこれで最後。次はALL STYLESで優勝すると宣言。次の照準に合わせて準備をしていくと誓った。

SHUHO
出典:アノマリー公式サイト

初ジャンルのALL STYLES! 優勝したのはあのダンサー!

今年からFREE STYLEが無くなり、代わってALL STYLESが新ジャンルとして設立された。

今までのFREE STYLEではHIPHOP、POP、LOCK、BREAKを得意とするダンサー達が集うジャンルであったが、今年のラインナップも同じような感じであった。名称は変わったが、中身に特別な変更は無いようだ。

今回はPOPダンサーの参戦が多く、決勝もCGEO対NELSONのポッパー同士の対決となった。

ALL STYLESなので、DJの用意する音も必ずしもPOPよりになるとは限らない。苦しい戦いの中、お互いすべてを出し切る戦いを繰り広げたが、世界の壁は厚く、NELSONがALL STYLES初代チャンピオンの座に輝いた。

NELSONは優勝後、「どんな曲がかかるかまったく想像がつかない状況でバトルができて、自分自身いいチャレンジになった」と語り、アライブのレベルの高さを改めて評価していた。

NELSON
出典:アノマリー公式サイト

両国の舞台をエンターテイメントで染めるGUEST SHOWCASE

アライブといえばバトルだけではない!

GUEST SHOWCASEも楽しみの一つだ。アノマリーが集めるダンサー達に間違いはない!

今年もすごい! やばい! ダンスエンターテイメントがメインステージで繰り広げられた。

<出演ゲストダンサー>

GUESTSHOWCASE
出典:アノマリー公式サイト

TOKYO FOOTWORKZ×REG-STYLE

FOUND NATION×九州男児新鮮組

The90sJPN

プリンセス (DANCE@PIECE優勝者)

アルブムアートルム (DANCE@PIECE優勝者)

JAY&BEE

TEAM S.T.A.R.Z

EXPG dancers

SEDteam2016 Produce NATSUKA(ARKSTAR)

関東大学学生ダンス連盟Σ

慶應義塾大学4大ダンスサークルOBOG ZENON

B4NEXT produced by STYRAGS from Beat Buddy Boi

Beat Buddy Boi

今年のGUEST SHOWCASEはチームコラボレーションが目立った。ということは完全新作が見れる! というよりもここでしか見れないコラボレーションが勢ぞろいということだ。

どのSHOWCASEもすごかったが、特にTOKYO FOOTWORKZ×REG-STYLEのHOUSEとダブルダッチを融合させたSHOWCASEとFOUND NAITION×九州男児新選組のBREAKダンスは圧巻の一言で、世界に広めたいジャパニーズエンターテイナーとして誇れると肌で感じた。毎年思わされるが、バトルはもちろん。GUEST SHOWCASEを見るためだけでもチケット代を払う価値があると実感させてくれる最高のSHOWCASEだった。

そして、ラストを飾るのは、今やアーティストとして進化を遂げたBeat Buddy BoiのLIVE!

去年は8人になって初お披露目ということで話題を呼び、新しいBBBに感動した観客で盛り上がっていた印象だが、今年の盛り上がり方は違った。その盛り上がりはアーティストライブそのもの。曲ごとのオーディエンス参加型の振付、クラップのタイミング。楽曲の盛り上がり方など、ファンの間に浸透しているなという印象だ。

彼らのこの一年の活動が実を結んだ一体感あるLIVEであった。

DANCE@LIVE2016 JAPAN FINAL 総括

今年で11回目になるDANCE@LIVE。

10年の区切りを経て、気持ち新たに踏み出したDANCE@LIVE2016 JAPAN FINALは大盛況のうちに幕を閉じた。

今年のアライブのテーマは挑戦から頂点へ・・・ということで、アライブはダンサーにとってどれだけ重要なバトルイベントになっているかを実感できたし、それはダンサーだけでなくこのイベントに関わった運営やスタッフも同じ気持ちだったように思う。

現に優勝したバトラーからは、アライブのおかげで素敵な出会いや経験が出来たという感謝の言葉が自然と出ていた。

来年は両国国技館が改装のため使用が出来ず、慣れ親しんだ両国の舞台ではないが、きっとまたダンサーが輝ける。ダンスって最高だと思える舞台が待っていることだろう。

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